タイタンズを忘れないの映画と事実

REMEMBER THE TITANS
タイタンズを忘れない
タイタンズを忘れないは1971年のTCウィリアムズ高校フットボール部の実話に基づいて映画化されたものだ。でも”基づく”っていうとこがミソで結構公開当時から当時を知る人から”全然違うジャン”って抗議も起きた。基づいているという表記は事実に多くの尾ひれがついている時に物事をあいまいに済ますための常套句でもある。
果たしてこの作品は”事実”といっていいものか”フィクション”なのか。映画のキモの部分が実際はどうなっていたのかみてみよう。
Sheryl
映画では
Sheryl Yoast (Hayden Panettiere)はBill Yoast (Will Patton)コーチの一人娘として描かれている。
事実
四人の子供の一人。お母さんと暮らしていた。YoastコーチはDVDのコメンタリーでプロデューサのJerry Bruckheimerに一人娘として描くのはうれしくないと伝えたという。他の三人の娘はそれでいいと思っていたので問題なくそのまま一人娘という設定になった。一人娘として描かれたSherylも何も文句を言わなかった。いいたくてもいえなかった。96年に34歳で亡くなっている。
映画では
Sherylはフットボールクレイジーとして描かれている。
事実
YoastのDVDコメンタリーによると映画ほどフットボール狂ではなかった。ただし試合にはいつも来ていて最初の試合会場にあわられ最後の去っていくのが彼女だったという。
映画では
SherylはHerman Boone (Denzel Washington)がヘッドコーチになったことに凄い剣幕だった。
事実
Yoastによると映画ほど攻撃的な姿勢は見せていなかった。ただし怒っていたことは怒っていた。
映画では
SherylはBooneの招待を受けて家に遊びにいきBooneの娘と友達になった。
事実
BooneのDVDコメタリーによると家には遊びにいっていない。
「遊びに来てうちの娘と仲良くできたらとは思っていたが残念ながらそんな機会はなかった」
トレーニングキャンプ
映画では
黒人選手は一つのバスで、白人はもう一つのバスでキャンプに向かうところBooneが攻撃と守備別でのバスわけに変えた。
事実
事実で黒人白人互いの文化を理解させあるためにバスわけをした。
映画では
Gettysburg Collegeで行われたキャンプでBooneは
「キャンプを生き延びればチームに残れる」と選手に話した。
事実
実際のBooneは選手が練習に出る限りけして選手をカットしないという考えをもっていた。
映画では
朝三時のランニングがあった。
事実
ない
映画では
Ron "Sunshine" Bass (Kip Pardue)は父親によってキャンプ地でチームに紹介された。
事実
キャンプが始まる前にすでの自主トレでチームメイトと練習をしている。
映画では
墓地でBooneはインスピレーションあふれるスピーチを選手前で行う。
事実
墓地のツアーには参加した。しかしガイドが話していた。
「彼は年取った人で80代か90代だった。このツアーのガイドを何十年も行っていた人だ。とDVDコメンタリーでBooneは話している。
1971年のアレキサンドリア’(映画の舞台)
映画では
人種問題で町は真っ二つにわれていた。映画のコアとなるテーマ白人黒人間のあつれきが強く出されている。映画でこの年T.C. Williams高校が白人黒人共学となる。
事実
Washington TimesにT.C. Williams高校に通っていた人間の記事があるそれによると高校は65年に共学となった。映画は白人と黒人間のあつれきをかなり誇張している。町も白人黒人と二つのわかれていなかった。ただしTitansの優勝はコミニュティの結束の大きな役割を果たしたことは事実だという。BillYoastは映画会社から人種間にある緊張を強くし学校やコミニュティには実際になかった恐怖を強く描くといわれていたという。また合併された学校の白人と黒人の生徒たちもも当時教えていた先生によると
「彼らのふるまいはほとんどの大人よりも大人の態度で変化を受け取っていた」と話している。
コーチ
映画では
Booneはアレクサンドリアに来る前によっつのタイトルをとっている。またユーモアを出さない厳格な鬼コーチとして描かれている。
事実
ノースカロライナの高校でタイトルを四つ。都合99-6の成績を残している。デンゼルワシントンの厳格なイメージは本当のBoone。ただし実際のBooneはユーモアラスで暖かい面を見せる人間だった。
映画では
BooneがヘッドになったことでYoastはVirginia High School Hall of Fameに選ばれないという状況になる。
事実
殿堂の事実はないしそもそもVirginia High School Hall of Fameは存在もしない。
映画では
Haywood高校との初戦でBooneは吐いた。
事実
毎試合はいていた。
映画では
SherylがBooneの家に遊びに来ているときBooneの家にレンガが投げ込まれる。 Booneは銃をとり外に出る。
事実
レンガではない。もっと人間にとってひどいものが投げ込まれた。 便器が投げ込まれた。Booneは銃をもっていなかった。
選手
映画では
選手は髪を短くしている。
事実
選手は長髪がおおかった。
映画では
キャンプ当初から白人黒人間であつれきがあった。
事実
選手間であつれきはあったが三つの高校が一つに統合されたため先発争いのために起こったもので人種間の問題ではなかった。すべての選手は試合に出たいと思っていたためのものだった。キャンプの間いくつかの喧嘩があったが同じポジション内でのものがほとんどだった。そしてほとんどが違う高校から来た物同士だった。ただし人種間でいえば確かに白人対黒人が多かった。
映画では
Ray (Burgess Jenkins)がチームの黒人を痛めつけるためにわざとミスブロックをする
事実
Rayは架空のキャラクター。
映画では
Louie Lastik (Ethan Suplee)が白人黒人間にあった壁を最初のとりはらった選手。とてもつもないデブ。
事実
BooneによるとLastikは二つの人種間の間で大きな架け橋的な役割をもっていたという。黒人が多いところに住んでたため黒人の友人も多かった。体は映画のようなウルトラデブではなかった。さらにあれほどおかしな笑いをあとる人間でもなかった。
映画では
Bertier (Ryan Hurst)はチームリーダでオールアメリカ
事実
実際のチームではチームの支柱だった。映画ではあまり描かれていないが実際はモンスター級の選手だった。
映画では
Ron "Sunshine" Bass は長髪でカリフォルニアハッピー男。
事実
髪はあれほど長くなかった。本人は”まぁハリウッドだから”と語っている。
映画では
Emma (Kate Bosworth)はGerryが黒人のJuliusと友達になったことに不満をもち別れた。映画ではEmmaはJuliousと握手するのをこばんでいる。
事実
Gerryの実際のガールフレンドはBeckyといった。Yoastコーチの隣に住んでいた。Yoastは
「彼らが別れたのはGerryの友人関係にあったのかは知らないが彼女は私には彼に女友達が多いのが嫌だから別れたといっていた」と話している。
映画では
Gerryはシーズン中に交通事故をおこし半身不随になる。
事実
事故をおこしたのはシーズンが終わってから。
試合
映画では
Titansは下馬評ではアンダードッグだった。
事実
「実際はコーチたちがいなくても勝てたと思うよ。たいてい圧勝だった。」と当時の控えQBCharlesMichell。シーズンで全米二位だった。
映画では
Booneヘッドはシーズン初戦に
「彼らは白人だけのチームだ。彼らには人種間の問題はないだろう。我々はその心配があるけど」という笑い話をする。
事実
Titansが対戦した相手チームはすべて白人黒人統合された高校だった。。
映画では
Titansの選手は試合前に歌い踊るのがトレードマークになっている。
事実
時にウォームアップで歌は歌った。ダンスはなかった。
映画では
チャンピオンシップでレフリーも含んだインチキが行われる。Yoastはインチキはやめろと審判につめよる。
事実
インチキの策略もなにもかもフィクション。
映画では
チャンピオンシップは激戦となる。残り二分まで試合は決まらない。
事実
27-0というWilliams高の圧勝で終わる。Williams高の圧勝劇はシーズン通じてで21-16というスコアがこのシーズン最もきわどかった勝利であとはプレイオフに入っても28-0、36-14と危なげない。